遺品整理を自分でやる方法|7ステップと費用相場を初心者向けに解説
実家整理の教科書遺品整理 / 記事

遺品整理を自分でやる方法|7ステップと費用相場を初心者向けに解説

まな先生解説
こころ質問
すい要点整理

結論:遺品整理を自分でやる全体の流れ

  1. 道具・スケジュール・親族の合意を準備する
  2. 重要書類・貴重品を最優先で探して確保する
  3. 遺品を「残す・形見分け・売る/譲る・処分」の4つに仕分ける
  4. 形見分け・買取・譲渡を進める
  5. 不用品を自治体ルールに沿って処分する
  6. 部屋を清掃する
  7. ライフラインの解約や退去などの手続きを終える
間取り作業日数の目安自分で行う場合の費用目安
1R〜1K1〜2日5,000円〜2万円
1LDK〜2DK2〜4日2万〜5万円
一戸建て(3LDK以上)数週間〜2ヶ月5万〜15万円
横スクロールできます

そもそも遺品整理とは何をすることですか?

そもそも遺品整理とは何をすることですか?

生前整理・特殊清掃との違い

  • 生前整理: 本人が元気なうちに自分の持ち物を整理すること
  • 遺品整理: 亡くなった後に遺族が持ち物を整理すること
  • 特殊清掃: 室内の汚損が激しい場合に行う専門清掃。この場合は自分で行わず専門業者に依頼すべきです

遺品整理を始める時期に決まりはある?

  • 賃貸住宅: 家賃が発生し続けるため、退去日から逆算して始める
  • 相続税の申告がある場合: 申告期限は相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内(国税庁の案内による)とされているため、財産の確認を早めに行う
補足

気持ちの整理がつかないうちに無理に始める必要はありません。期限がなければ、数ヶ月置いてから取り組む家庭も少なくありません。

始める前の準備・必要なもの

揃えておきたい道具リスト

  • 軍手・マスク(防塵タイプ推奨): 数百円
  • ゴミ袋(自治体指定袋・45Lを30枚以上): 500〜1,000円
  • 段ボール(10〜20箱): 無料〜2,000円(スーパーで無料入手可)
  • ガムテープ・油性ペン・カッター: 1,000円程度
  • 貴重品保管用のボックス1箱: 手持ちの箱でOK

スケジュールと人手の確保

親族への声かけと合意形成

注意

相続人の1人が勝手に遺品を処分すると、後から他の相続人との金銭トラブルに発展するケースがあります。声かけは必ず作業前に行いましょう。

遺品整理のやり方7ステップを順番に解説

手順1:重要書類・貴重品を最優先で探す

  • 現金・預金通帳・キャッシュカード・印鑑
  • 年金手帳・保険証券・不動産の権利証
  • 有価証券・貴金属・鍵類
  • 遺言書・エンディングノート
  • 携帯電話・パソコン(デジタル遺品の手がかり)

手順2:遺品を4つに仕分ける

分類対象の例量の目安
残す貴重品・思い出の品・使う家財約1割
形見分け時計・アクセサリー・趣味の品少量
売る/譲る家電・ブランド品・書籍1〜2割
処分衣類・日用品・古い家具7〜8割
横スクロールできます

手順3:形見分けをする

手順4:売れるものは買取・譲渡に回す

手順5:不用品を自治体ルールで処分する

手順6:部屋を清掃する

手順7:解約・退去などの手続きを終える

  • 電気・ガス・水道の解約(清掃完了まで使うので最後に)
  • 携帯電話・ネット回線・サブスクリプションの解約
  • 新聞・クレジットカードなどの停止
  • 賃貸の退去立会い、持ち家なら今後の管理方針の相談

つまずきやすいポイントと対処法

つまずきよくある状況対処法
手が止まる写真や手紙を読み込んでしまう思い出の品は最後に回し、衣類・日用品から着手
物量に圧倒される一戸建てで全部屋が満杯1日1部屋に区切り、玄関から遠い部屋から進める
分別が分からない仏具・刃物・スプレー缶など自治体の分別アプリ・電話窓口で確認
遠方で通えない実家が新幹線の距離連休に集中作業+一部だけ業者を併用
横スクロールできます

効率化・応用のコツ

  • 3色シールで即断する: 「赤=処分、青=残す、黄=保留」を貼りながら回ると、家族間でも判断を共有できます
  • 迷い箱には期限を付ける: 「半年後に開けて使わなければ処分」とルール化すると保留品が溜まりません
  • 作業前に全部屋を写真撮影: 元の状態の記録は、形見分けの相談や万一の相続トラブル時の資料にもなります
  • 売る物と捨てる物の置き場を分ける: 売る物は玄関近く、捨てる物は搬出口近くに集めると運搬が1往復で済みます
  • 搬出は午前中に集める: 粗大ごみ収集や出張買取を午前に入れると、午後を仕分けに充てられます
補足

全部を自分でやる必要はありません。「大型家具の搬出だけ便利屋に頼む」「買取だけ出張査定を呼ぶ」など、部分的な外注は自分で行う遺品整理と十分両立します。

自分で遺品整理をするときの注意点・リスクは?

相続放棄を検討中なら処分は待つ

重要書類・貴重品の誤廃棄

無許可の回収業者・悪質業者に注意

体力・安全面のリスク

注意

借金の有無が不明な場合、良かれと思った片付けが相続放棄の妨げになる可能性があります。判断に迷う要素が1つでもあれば、作業前に専門家へ相談するのが安全です。

具体例・ケーススタディ

ケース1:賃貸1LDK・兄弟2人・2日間

  1. 土曜午前: 貴重品捜索(通帳2冊・現金約7万円・保険証券を発見)
  2. 土曜午後: 衣類・日用品を仕分けし、指定袋25袋分を処分へ
  3. 日曜午前: 冷蔵庫・洗濯機は家電量販店に引き取り依頼、粗大ごみ5点を搬出
  4. 日曜午後: 清掃と退去前チェック

ケース2:実家一戸建て・週末通い・2ヶ月

自分でやる場合と業者委託の比較

項目自分でやる業者に委託
費用(1LDKの場合)2万〜5万円程度7万〜20万円程度が相場とされる
期間2〜4日(実働)半日〜1日
向くケース期限に余裕・人手あり遠方・物量大・期限が迫っている
注意点体力・時間の負担業者の許可・見積内訳の確認
横スクロールできます

まとめ:最初の一歩は「貴重品の確保」から

よくある質問

遺品整理はいつから始めるべきですか?

相続放棄する予定でも遺品を片付けていいですか?

仏壇・位牌・写真はどう処分すればいいですか?

自分でやると費用はいくらかかりますか?

何日くらいかかりますか?

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。相続放棄・相続税など個別の判断は、弁護士・司法書士・税理士等の専門家にご相談ください。(最終確認日: 2026年7月17日)

関連記事

遺品整理手順費用相場仕分け